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就職活動中の皆様、こんにちは。
新型コロナで閉塞感の漂う昨今ですが、就職活動中の皆様いかがお過ごしですか?
本日は、就職活動で皆様の多くが気になるであろう「左右非対称」についてお話したく思います。
ボックス型の証明写真機で撮影をして「かなり顔がゆがんでるな・・・」「目の大きさが違いすぎて気になるな・・・」そんな方は、じっくり読んでくださいね。
ところで、本題に入る前に。
この新型コロナウイルスの蔓延によって、皆様の就職活動スケジュールも一変しました。
昨年末までは「今年も去年の先輩と同じように、楽勝かな」と思っていた方も多いかもしれません。
先日も一橋大学の海運会社志望のお客様も「ちょっと、これまでの状況と雰囲気が違ってきた」とお話されていました。
ここのところご来店いただく学生様も、ちょっと落ち込んでいるような暗い顔をされている方が多いように見受けられます。
気持ちが落ち込んでいると、お話も続かず、目も虚ろで、小声になり、覇気が感じられなくなってしまいます。
「コロナ鬱」という言葉もあるようですが、落ち込んでいるばかりでは、何も前進はしませんよ!
筆者は、就職氷河期真っ只中の世代です。しかも、第二次ベビーブームで競争率も高かった世代です。
大学に入学のために上京した当時は、父もケガで失業をしており、家賃2万円のボロボロアパートで暮らしていました。
アパートの前の線路を電車が通過するたびに、地震のように部屋が揺れ、塗壁がぽろぽろと落ちてきたものです。
三度の食事もままならず、実家から送られてきた大量のジャガイモをふかして、飢えを凌ぎました。
そういう雰囲気のなかにいると、気持ちも暗くなってしまうものですが、ある時ふと、「まず自分の心持ちから変えていかなければならない。そうじゃなければ、何も変わらない」と感じてから、心持だけは前向きにしていこうと思い、これまで生きてきました。
毎日、少しずつでもいいから、前を向いてコツコツと続けるということが大切です。
就職活動も決してあきらめないでください。
大企業のほうが、福利厚生も給与も安定しているかもしれませんが、学生さんが見ている数字は、「現在」の数字です。
今は倒産なんて絶対にないだろうと思う企業の中にも、これから先に経営が傾いてしまう会社もあるかもしれません。
高度成長期のように一社に就職をして定年まで一生安泰という考えでいては、通用しなくなってきています。
これからの時代を生きるには、予期せぬ事態にも臨機応変に対応して、芯をもって進んで生きていけることが大切なのではないでしょうか。
このコロナ禍の状況でも同じくです。
さて、前置きが長くなりましたが、本題の証明写真における「左右非対称」についてお話したく思います。
一般的に、人間の顔はどんな人でもぴったりと左右対称のお顔の人は存在しません。
それでも、左右対称であるかそうでないかの度合いは、個人差があります。
比較的、左右対称で整って見える人もいます。
証明写真で皆様から「気になっているポイント」として、よくご相談いただくのは、「目の大きさが左右非対称」「口角の上がり方が左右非対称」「耳の大きさが左右非対称」といった内容です。
そもそも、左右非対称であることが気になっているということは、左右対称であることが「是」であり、左右非対称であることが「非」であるという前提に基づいていると言えると思います。
それはどうしてでしょうか?
左右対称である事を「シンメトリー」という呼び方をしますが、シンメトリーは「美しさの象徴」とも言われていたりします。
また動物の生殖本能として、より優位な遺伝子を子孫に残すために、「左右対称」を健康な個体とみなすケースも多くあります。
たとえば、ツバメのオスの尾羽の左右対称を操作した場合、メスはより左右対称のオスを好むという実験結果もあります(『動物隊のセックスアピール』(マイケルJライアン著 河出書房新社))。
人間でも、左右対称で整った形は、「生」や「健康」を感じる場合が多いものです。
しかし、人間の顔は、常に一定ではありません。
もし、常に一定を保てたとしても、「能面」のように均一性は保たれても、冷たい顔になります。
それはひとつの「美」の範疇かもしれませんが、表情が欠如した人間味のない顔です。
皆様も、能面のように顔の表情が変化しない人とお話するよりも、おもいっきりくしゃくしゃの笑顔になったり、真剣なまなざしになったり、表情の変化のある人とお話をした方が気持ちよくはありませんか?
片や、目に関しては「雌雄眼(しゆうがん)」という言葉があります。左右の目の大きさが、パッと見ただけで明らかに大きさが違う人の目です。
左右非対称にも人を惹きつける要素が多分にありますが、人の顔も同様で、左右にアンバランスな箇所があると、なぜか気になったり印象に残りやすくなるのです。
人相学でも、雌雄眼は、才能があり、人を惹きつける顔であり、ハッキリした個性があるとされています。
皆様が良くTVで目にする芸能人や有名人で、美男・美女で魅力的に思うような方のお顔をよく見てください。意外に、左右非対称の人って多いのですよ。
証明写真で写ったお顔を見て、眼の大きさが左右非対称であったり、口角の上がり方が左右非対称であったりしても、一番ベストな対処は、「気にしない」ということです。
左右非対称であるかないかを気にしている人は、写真に写ったご本人だけであったりします。過去に筆者も、雌雄眼くらいに左右非対称の人の証明写真を写っている本人以外に見せて印象を尋ねたことがありますが、尋ねられた相手は左右非対称の目に関しては何も感じていませんでした。
それでも気になってしまう方は、お客様からの指示があれば、左右の大きさのバランスを整えていったりする修整をご相談ください。ですが、修整をしても、目のシェイプ(輪郭)は変えずに、大きさのバランスを整えるといった微調整となります。
大半の方はこの微調整で満足していただいております。
口角の上がり方が左右非対称のお客様に関しても、お口の輪郭を変えるといった、形を変える修正は控えております。それよりも、お口の傾きだけを直していけば、ご本人の面影を損なわない自然な「修整」となります。
こちらの写真も、よく見ないと分からないくらい、口角の上がり方の左右対称修整を施しています。修正後が右側の写真となります。
リクルートフォトスタジオでは、お客様本来のお顔を損なわないよう、形を変えてゆく「修正」ではなく、バランスを整えてゆく「修整」です。
現在、ご予約の間隔を可能な限り開けて、撮影のご予約をお受けしております。
一日に撮影できる人数が通常よりも限られてしまいますので、お早目のご予約をお願い申し上げます。
フルメイクをご依頼いただけると万全です。