\失敗しないための/ 就活写真 のポイント

こちらは、新卒の方向けの証明写真のポイントを解説したページです。

就活写真 は、「わからないことが多い」から「不安」いっぱい。毎年の先輩の行動を分析し、プロのスタッフがあるべき 証明写真 の姿を解説いたします。

「 就活写真 、撮影前にどうしたらいい?」
就活 証明写真 の ポイント について、不安な皆様の疑問にお答えします!

証明写真は、 スピード写真 じゃなくて写真館の方が良い?

写真館での撮影が安心、かつおススメです。

明確な理由としては、BOX証明写真は、カメラと人物の距離が数十センチしかありません。この範囲で撮影をする場合は、”近くても広く写る”広角レンズを使用しています。
しかし、広角レンズは必ず、レンズの周辺がゆがみます。

下は広角レンズで、人物の全身を近い位置で撮影したスナップ写真の例です。背景のビルも写真に入れるために、広角レンズで撮影しています。
確かに、人物に近い位置で撮影をしても、人物の全身だけではなくビルもすべてが写真の枠の中に入っていますが、画像の中心から周辺へと遠ざかるにつれて、歪み(膨張)して見えませんか? BOX型証明写真機では、これと同じ原理が生じます。

新卒の方でも「証明写真」といいますが、どちらかといえば、「 プロフィール写真 」だと心得ていた方が良いように思います。
私は、このスタジオで上場企業の社長に就任する方が、株式市場で公表する際の記者発表(兜クラブ)で使用する写真も撮影しますが、そういった方々も「証明写真」というよりは、プロフィール写真という要素になります。スピード写真で撮ることは絶対にありません。写真から得られる「人」の印象は大きいと思っています。

解説

フォトグラファー

Jun Hoshina

Chief Photographer

人物から広告写真まで、多くのクライアントに写真を提供。大手企業に赴いての撮影他、航空会社主催の学生向けセミナーで撮影を担当した経験も。「魅せる」写真を念頭に、飾らない本来の表情を捉えます。
早大卒。愛知県出身。
【本店に出勤】

広角レンズでの撮影例
広角レンズでの撮影例

スピード写真撮影例

BOXスピード写真撮影例

スピード写真機で撮影

このページの真ん中あたりにある学生モデルさんのスピード写真撮影例です。
広角レンズの場合、顔の中心から外に向かって、広がってしまうので、実際よりも「のっぺり」して見えてしまいます。

また、「証明写真を入手できればいい」ということだけであれば、街角のBOX型証明写真機で撮影をしても目的は達成できます。
しかし、就活で印象よく見える写真にしたい、ということになると話は違います。

やはり就活の写真を多く手掛けている写真館を選んだ方が、結果(写真の仕上がり)に対するリスクは減るのは当然です。
例えば、「おいしいラーメンが食べたい」という目的の場合、コンビニでもラーメンは買えるでしょう。しかし、ラーメン専門の方が、トータルで見れば味に関しては期待できる確率は高くなるのと同じだと思います。

そもそも、就職活動の証明写真は、お客様ご自身が納得することも大切ですが、応募先の担当者が見て評価をするものですので、第三者のプロのアドバイスも選択の ポイント になってくると思います。

服装 はどうしたらいい?

男性・・・シャツと上着とネクタイが撮影には必須です。
女性・・・シャツと上着が撮影には必須です。

スタジオではお着替えもできますが、感染症拡大防止の観点からも、可能な限り着衣の状態でのご来店をおすすめします。
服装をお持ちいただく場合は、ズボンやスカートは必要ありません(ただし、エアラインやアナウンサーなど全身撮影が必要な方は除きます)。

女性の場合は、スーツ上着は(S/M/L)の無料レンタルが可能ですが、可能な限り、ご自身のスーツの方がベストです。
なぜかというと、やはりその人が着用している服装の雰囲気やネクタイなど選び方も印象のひとつになるからです。

男性の場合はネクタイで迷ったらスタッフがテスト撮影をして写真で見て、お客様にマッチした印象のネクタイをご提案させていただいております。
学生さんの場合は、お父様から借りてきたネクタイを締めている方もいらっしゃいますが、親子で雰囲気が似ているのか、意外にマッチするものです。

真正面から写ったときに、 左右非対称 が気になります

男女問わず、90%のお客様が左右非対称について気にしていらっしゃいます。
逆に考えれば、90%のお客様のお顔が、何らかの形で「左右非対称」なわけです。
写真にしたときに左右非対称に見えてしまう原因はいくつかあります。

1)個人差はあるが実際に非対称であるという場合
  ‥・カメラは魔法の道具ではありません。大きさの違うものは、そのように写ります。
2)ご自分で真正面を向いているつもりなのに、他人から見ると真正面ではない場合
  ・・・実際には、それほどの左右非対称ではないお顔でも、その人の向き方の癖によって、左右非対称が強調されてしまうことがあります。例えば、右目を使ってみようとする人は、顔の右側が前に出ることになります。そうした場合は、カメラに近い顔の右側が広く写り、左右非対称が強調される結果となります。

上述の2を矯正して撮影をすれば、7割近くの方が「それほど左右非対称が気にならなかった」というのが、スタジオの現場での印象です。もし、それでも気になる場合は、大きな修正を加えずに別人にすることなく、修整のご要望を承りますので、レタッチ時にお気軽にお申し付けください。

自信につながる証明写真。レタッチレベルの異なる3種類のデータがすべてついてくる
自信につながる証明写真レタッチレベルの異なる3種類のデータがすべてついてくる

髪型 はどうしたらよいですか?

男女ともに清潔感があり、お顔が明るく見える髪型である必要があります。

男性の場合は、マッシュ系の髪型などはどの業界においても一般的にはNGです。
また、前髪が額全体を覆ってしまっているとお顔全体の印象が暗く見えてしまいます。
普段はおでこが出ているような髪型の男性でも、散髪後1カ月以上経過しているようであれば、必ず散髪をしてから写真撮影に挑んでください。男性の場合は、散髪をして間もない方が、就活写真としての印象は格段にアップします。また、整髪料を使うとベストですが、がちがちに固めてしまうと、スタジオでのヘアセット時に直せない場合もありますので、ヘアセットをご要望のお客様は、髪の毛に関しては何もいじらすにご来店ください。

実は男性の場合は、行きつけの美容室や理容室で散髪をしてもらい、前髪をあげるセットをしていれば、多くの場合は印象良く見えてきますので、無理にヘアセットを付けていた抱く必要はないのではとも思います。

女性の場合は、後ろで一つ結びにするのが無難ですが、場合によってはハーフアップもよいでしょう。
髪の毛の分け方に関しては、個人によってのお好みと写真にした場合のバランスの良さも関係してきますので、ご心配であれば、スタジオでヘアセットをご用命いただければと思います。

ナチュラルメイクは、薄いメイクで大丈夫ですか?

ナチュラルメイク=薄いメイク というわけではなく、厳密に申し上げますと、就活用のナチュラルメイクとなります。敢えて「就活用」と書いたのは、「相手に好印象を与える」ナチュラルメイクであるからです。

お客様の中には「ナチュラルメイク」ということでご自身のメイクで撮影する方もいますが、薄いメイクですとスタジオの強いストロボ光で色が飛んでしまい、肌色が不健康な印象になってしまうこともあります。
よく他店の仕上がりの口コミで「肌が白いです」というコメントをよく見かけますが、ほとんどが「ご自身のナチュラルメイク」で撮影をされた方の場合が多いはずです。

不安な方は、必ずヘアメイクをつけていただくことをおすすめします。

髪が茶髪ですが、大丈夫ですか?

インターンシップ前は、本選考前で、まだ髪色が明るい方も多かったりします。
ブラウン系や明るさの強くない髪色の場合は、リクルートフォトプランの場合、料金内で「黒髪補正」が可能です。しかし、ブリーチのような白に近い色や、髪の毛が全体の10%が「白髪」の場合は黒髪補正はできません。明らかに、明るい髪は、事前に美容室でカラーリングをしていただくようにお願いします。

就職 のために、 証明写真 をどう準備したらいいのかわかりません。

リクルートフォトスタジオの「リクルートフォトプラン」の場合、就活生 に必要な証明写真にまつわるものがすべて揃うはずです。データに関しては、OpenESの最適化データ(縦600x横450ピクセル)の上三分身トリミングの他、合計3種類のデータを標準でお渡ししております。また、プリントは一般的には縦4×横3センチの履歴書用サイズの他、学校指定履歴書サイズが必要な大学(例えば、玉川大学、文化学園大学、昭和女子大学他)の方は、学校指定サイズも別途で指定可能です。
初めてでわからないことも熟知しているのがリクルートフォトスタジオの安心感にもつながっているのだと自負しております。

1年前に撮影した 証明写真 を使っても大丈夫ですよね?

1年前に撮影した写真をそのまま使っていいかどうかは、提出先の応募規定に合わせてください。応募先によって提出する写真撮影の時期が違いますので、スタジオの方で「大丈夫」だと断言することは不可能です。
選考応募先の写真についての指定が、「6カ月以内に撮影した顔写真」と記載があるのなら、その指示に従ってください。

良い就活写真スタジオを選ぶポイント(1)

チェーン店 のような一時的な業務委託カメラマンがいないこと

【理由】
1つの店舗にスタッフを何十人も抱えているスタジオの場合、カメラマンやヘアメイクも日替わりの可能性が高くなります。写真館で撮影するということは、人間(カメラマン)がお客様を撮影するわけであり、機械が撮影するわけではありません。多くのカメラマンを業務委託で雇っている場合ですと、写真の出来不出来に大きな違いが出てしまい、納得のいかない結果になる可能性があります。
カメラマンとヘアメイクの担当者が決まっているお店は、安心感を選択する一つの基準となります。

良い就活写真スタジオを選ぶポイント(2)

プリントの証明写真を切ってもらえるスタジオであること

【理由】
プリントを切らないお店もありますが、多くの場合は経営者が「写真を知らないお店」の場合が多いです。
プロの写真屋の感覚からすると「切らない証明写真」は、「組み立てられていない家具屋の家具」と同格です。
「写真を切らないければ、プロのいる店ではない」と判断するのも一つの基準です。
いわば、BOX型証明写真機のプリントと同じような形でのお渡しとなり、自分で切らないといけないということです。昨今では、写真データの提出も増えていますが、プリントの需要がまったくなくなっているわけではありません。

良い就活写真スタジオを選ぶポイント(3)

極端に料金が安くないスタジオ

【理由】
証明写真は日常で使う機会は多くはありません。だからこそ、お客様もよく知らないということになります。
証明写真は大きく「本人確認用」の証明写真と、「人物像の把握」の意味合いを持つ証明写真の2つに分類されます。
前者は、免許証やパスポート、資格試験受験用など「真正面を向いて本人と識別する」ためのID-PHOTOの用途。後者は、「就職」「転職」「オーディション」など、その人本人であることを前提として、人物像つまり印象を把握するという機能をもっています。
安い料金の撮影は、本人確認用の証明写真を対象にしていることが多いです。その人の印象がどう見えるということを意識せずに、数カット撮影して仕上げるからです。
「就職活動用に、補正などやデータ渡しも含めて対応してもらえるスタジオ」であることも、良い就活写真スタジオを選ぶ基準となるでしょう。

志望業界別の傾向

就職写真の基本的な必須要件は、業界問わず、3つあります。
1)身だしなみや髪型がしっかりしていること
2)暗く見えず、明るくきりっとした表情であること
3)無背景で、真正面を向いていること

以上を大きく外していなければ、就職写真としての機能的な要件をすべて満たすことになります。
業界を問わず使っていただける証明写真ですが、業界別や就活生の状況に応じて若干の傾向があることも事実です。
以下、その傾向とリクルートフォトスタジオで対応プランについて、長年の経験とデータから簡単に解説します。

【民間企業志望】
・まだ業界や応募先もあまり絞れていない、もしくはいろいろとチャレンジしたい方
・・・リクルートフォトプラン12~24枚

(アドバイス)
就活開始当初はプリントは必要ないと思っていても、6枚では足りなくなる場合もあります。人にもよりますが、30枚前後を使い切ってしまう人もいらっしゃいます。
少ない場合は12枚もあれば大丈夫な方もいますが、追加で焼き増しの場合が多いので、最低24枚は持っておくことをおすすめします。
・業界を絞っている、もしくは内定有力な企業のある学生様
・・・リクルートフォトプラン6枚
(アドバイス)応募先を絞ってしまっている人、理系で研究室の有力な推薦がある人、これまでの企業との感触(インターン等)が良く多くの企業に書類提出をしない方は12枚あれば大丈夫です。

【公務員】
・公務員オンリーの方は・・・リクルートフォトプラン6枚~12枚の方が多いです。このプランでは証明写真サイズも組み合わせ(2種類まで)できます。


公務員を受けつつ民間企業も志望している方は、リクルートフォトプラン12~24枚の方が多いです。おそらく、試験対策で忙しく、焼き増しが必要になっても焦らないように多めに用意している方が多いのだと思われます。

【アナウンサー、旅行業界等】
・アナウンサーや客室乗務員志望でも、提出写真がバストアップのみ(全身写真が必要ない)場合は、リクルートフォトプランで大丈夫です。
・全身写真の提出が必要な場合は、アナウンサーや客室乗務員以外でも、全身写真が必要な場合は、エアラインCA&アナウンサープランが必要です。 特に客室乗務員やアナウンサー志望の方で、他業界も併願する方は、エアラインCA&アナウンサー12~24枚を選択する方が多くなっています。

当日直前に撮影を希望される方はご予約希望スタジオ宛に空き状況をご確認ください。