皆様、こんにちは。
リクルートフォトスタジオ撮影担当です。
関西学院大学、日本大学医学部、聖マリアンナ医科大学部、東京医科大学医学部、昭和大学医学部、鶴見大学歯学部、杏林大学医学部、東邦大学医学部、帝京大学医学部、東京大学、青山学院大学、法政大学、和光大学、中央大学、大妻女子大学、東京女子大学、日本女子大学、成城大学、東京理科大学、専修大学、成蹊大学、国士舘大学、東海大学、駒澤大学、東京工業大学、転職活動中のお客様、お疲れ様でした。
季節柄、医学部のお医者様志望のお客様が多い時期でした。
医学部6年生の方は、この夏に主に病院が多いのだと思いますが、就職先を決め、冬に国家試験という運びになるかと思います。
お忙しい中のご来店、ありがとうございました。
また、関西学院大学のお客様、お疲れさまでした。とても気に入っていただけたようで、筆者も嬉しい限りです。
この時期は、大学学部3年生でインターンを始められる方が6割ほど、4年生が2割ほど、あとの2割は転職のお客様といったところでしょうか。
もちろん、短大生や専門学校生の方もいらっしゃいます。
さて、本日は「初めての就職写真!お客様からよくある質問まとめ」と題して、初めて就活をはじめる学生様向けに、よくある疑問にお答えしていきたいと思っております。
そして、回答はまず結論から完結にわかりやすくお伝えしたいと思っています。
【よくある質問1.証明写真は、就職活動において、そんなに重要じゃないのでは?】
重要です。
よく考えてみてください。
仮に、重要でないとするならば、提出先は参考にしない書類は求めないはずです。
視覚的に何度も参照して「この人だ」という同一性を得るための目的以外に、もうひとつの大切な目的は、写真から感じられる「印象」。
良くも悪くも、写真から感じ取れる印象は、「この人だったら、一緒に仕事をしたいな」という人間の根幹の心理に作用するものなのです。
筆者も長年、就職活動の証明写真を撮影し、他店の証明写真も毎日眺めています。
そうした経験から感じ取れることは、「証明写真なんてそれほど重要じゃないですよ」と思っている方は、概ね、身だしなみも悪く、だらしない印象の人が多く見受けられます。
おそらく、「あ、これは重要じゃないと思う」という自己判断で物事をすすめていくと、身だしなみなどにおいても、きちんとしている人との差が開いてしまうのだと想像しますが、皆様はどう思いますか?
【よくある質問2.今撮影した写真は1年後でも使用して大丈夫ですよね?】
大丈夫だと断言はできません。すべては、提出先の応募要項の「写真規程」に従ってください。
これはどういうことかというと、企業によっては「直近6カ月以内に撮影をした写真貼付」と書いてあれば、その通りにしなければならないということです。
仮に、企業が6カ月以内に撮影した写真を提出してくれと言っているのに、「写真屋が大丈夫と言った」から、大丈夫なるはずがありません。
すべては、応募先の規定に従うようにしてくださいね。
【よくある質問3.ネクタイは青のストライプじゃないといけないんですよね?眼鏡をしていると、面接では不利と聞きました】
ネクタイは青でなきゃだめとか、眼鏡をしていたらダメとか、ほぼありません。
稀に、接客で見た目を重視するような職種では、明言はしていなくても選考上不利に働くこともあるのかもしれませんが、大方の職種はまずないと言っていいでしょう。
例えば、理系のエンジニア志望でも、文系の金融志望でも、眼鏡をしている男性がいたとしたら、眼鏡をすることによって「理知的に見える」という印象アップの効果もあるわけです。
また、面接のときと写真の顔で、眼鏡をしているかしていないかは、絶対に合わせないというわけではありません。面接する側から見たら、選考書類の写真に目を通して、実際のお顔を見て、どちらも眼鏡をしている・・・その方がすんなりと理解できるということはあるかもしれませんが、眼鏡をした写真で、面接では眼鏡をしなかったとしても、それで選考が不利になるとしたら・・・。
そんな企業に、あなたは行きたいと思いますか?
ネクタイに関しても、赤はNGなどといったサイトの情報を見かけたことがありますが、ド派手な真っ赤で奇をてらうような柄でなく、落ち着いたビジネスで通用する赤であれば、問題ないはずです。
筆者で撮影したお客様でも、赤のネクタイをして総合商社に内定した方を知っています。
色の問題というよりは、その人のお肌の色に合っているかという点のほうが重要です。
青系のネクタイは、理知的、落ち着き、さわやかさを演出できますし、赤系ですと、エネルギッシュ、行動的な雰囲気を演出できます。
たとえば、体育会系でお顔も日焼けをしてエネルギッシュな雰囲気のある方が、赤いネクタイをすると少しくどく見えてしまうため、青系のネクタイにすると、写真全体としては落ち着きが出る、といったバランスを取る効果もあるのです。
インターネットで特定の内容を検索すると、その内容に合致した検索結果が表示されますが、すべてを鵜呑みにすると危険だと思います。
このようなことを「確証バイアス」といいますが、自分の都合のいい内容を見つけて納得してしまうというのが、インターネットでたくさんの情報が得られる現代だからこそ、気をつけなければならないことです。
少し迷ったりしたら、身近なお友達やご家族の方に尋ねてみる、第三者の視点で見てもらい助言をもらうことが、何より確実ではないのでしょうか。
【よくある質問4.就活では、絶対に黒のスーツでないと落されると聞きましたが、本当ですか?】
これもないです。よくお客様で濃紺のスーツを着ていらっしゃり、「この紺のスーツ大丈夫ですか?」といったり、細かな薄いストライプが入ったスーツを心配している方も多くいますが、大丈夫です。
見るからに大柄のストライプで、ちょっと怪しげに見えてしまうスーツであればNGですが、黒一色のスーツでなければだめなはずがありません。
フォーマルに見えれば、大丈夫です。
【よくある質問5.(女性の場合)ナチュラルメイクは、薄くお化粧をすればいいんですよね?】
薄化粧=ナチュラルメイクではありません。
リクルートフォトスタジオでは、写真に写すためのメイクをするのですが、ご質問いただければメイク担当がナチュラルメイクの疑問についてもお答えしながら、ヘアメイクをさせていただきます。
たまに、なにもメイクをされずに撮影をするお客様もいらっしゃいますが、仕上がりの写真の肌色が、不健康になってしまう場合もあります。
皆様が想像している以上に、スタジオの撮影用ライトの光は強いものです。ヘアメイクはこの光のことも考慮に入れたうえで、自然に見える形にメイクを施してゆきます。
またご自身でヘア&メイクされる方にお願いです。真紅に近い真っ赤なリップは、お写真にしたり、プリントをした場合は特に口元だけが浮いて見えてしまいますので避けた方が良いです。
ヘアに関しては、前髪がおでこをすべて覆われるようにおろしたり、顎のラインが細く見えるように期待をして「触角」の髪の毛を下したりしていると、就活写真ではとても幼く見えてしまい、好印象からはかけ離れてしまうことだけは認識しておいてください。
眉については、並行眉や下がり眉は、日常ではかわいらしく見えますが、就活においては「頼りない」印象にも受け取られてしまいます。
また、ご自身でメイクをされて、修正の時に「眉の形を直せますか?」というお客様がいらっしゃいますが・・・レタッチの修正ですと、カメラマンが直すため、やはり不自然さがでてきてしまうものです。元のお顔でメイクはきちんとすべきです。
不安がございましたら、是非、ご来店時にヘアメイクにご相談いただければと思います。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。