就活中・転職活動中の皆様、こんにちは。
リクルートフォトスタジオ本店、撮影担当です。
4月後半から、アナウンサーや客室乗務員志望のお客様が増えています。
特にアナウンサー関係は下北沢店でのご利用が増えています。季節柄、スナップ撮影にも最適ですから、写真がまだの方、是非ご予約ください。
また、現在4年生の方はもちろん、3年生などでこれからインターンを控えている方の撮影もこれから増えてまいります。
ご転職の方も多くなっております。
上場企業の役員レベルや、有名企業の幹部社員の方はもちろん、20代~60代までのご転職のお客様、それぞれの役職や職種に応じた見せ方もございます。
本店では、ご転職希望の方が多くなっています。
筆者は主に本店で多く撮影をしておりますが、新卒・既卒問わずにほとんどの方に共通していることは、これまで「証明写真を撮影したことがあまりない」ということです。
ここ1年で撮影をしたことがありますか?とお尋ねしても、9割方のお客様は「撮影をしていません」もしくは「スピード写真機で1度撮影をしました」のどちらかです。
そして、その多くの方はご友人の方のスタジオ写真を見たり、ご転職の方は転職アドバイザーや転職エージェントのご担当の方に「写真はもっときちんと撮ってきてください」と言われてリクルートフォトスタジオにいらっしゃるのです。
これが事実です。
ということは・・・多くの方は
証明写真をスタジオで撮影をした経験がない
証明写真はどういう風にして撮られたらいいのかわからない
ということが分かるわけです。
ここで注意が必要です。
知らないということは「これが正解です」と他の撮影店で言われてしまえば、「それが本当だ」と信じてしまうわけですが、必ずしもそれが正解ではない場合があります。
あるお客様が以前別のスタジオで撮影した写真を見せてくださいました。
一瞥して、無理に口角を上げて微笑んでいるな、違和感があるな、と感じた写真でした。
お客様曰く、そのスタジオのカメラマンから「志望は、食品メーカーね。メーカー系は、ちょっと柔らかい感じで、にっこりしてね。コミュニケーション能力がある感じで・・・」と言われたそうです。。。
筆者は、思うのです。メーカー系はこう、金融系はこうすればOK・・・のように、正解があるかのようにそのスタジオのカメラマンは誘導することで、お客様に安心感を与えようとする気持ちが分からないのでもないのですが、無理に表情を作ってしまっては、写真としては綺麗に撮れていても、本来のお客様の雰囲気を良く伝えるという面においては、良くない結果を生み出すと思います。
例えば、初対面で、お話もあまり得意ではない方が、メーカー系はコミュニケーション能力があることが前提という目標に向かって、無理に表情を作っても意味がないんです。
無理をすればする分、面接でも評価は得られなくなるでしょう。
明るく見える=笑っている のではありません。紋切り型で、その人の印象や表情ができるわけがないんです。なぜなら、10人いたら10人、育ちも表情も骨格も精神状態を違うわけです。
そこで唯一避けたいこと、
・覇気がない
・暗く見える
・だらしなく見える
ということは避けたいことです。
しかし、前述のように、人見知りの方で初対面の方とすぐに会話を弾ませることが苦手な方であっても、その方がそれだけで、悪い評価をいただくことはないはずです。
なぜなら、他にその人の良いところ、例えばですが、物事を論理的に考えたうえで必ず実行できたり、会話は苦手であっても慎重に相手に気持ちを伝えることができたり、必ずしも見た目の「コミュニケーション能力」にこだわる必要はないわけです。
逆に、コミュニケーション能力とは、お話が得意だからコミュニケーション能力があるわけではなく、会話は上手でも、軽はずみな発言が多く相手に自分の意思をきちんと伝えられなければ、ただの「おしゃべりな人」になります。
ここで、初めてスタジオで証明写真を撮影されるときに、必ず心が変えたいポイント3つを以下に挙げます。
【1】身だしなみはしっかりと
まずは、お洋服。上着はよれよれではありませんか?得にご転職の方は、クリーニングしておろしたてのスーツがベストです。
カッターシャツやブラウスについても、襟元がしっかり伸びていること(男性の場合は、パリッと糊付けされているようなイメージです)。
ヘアセットやメイクについては、お客様でベストな形で整えていただいても良いですし、当店のプロのヘアメイクにお任せ、もしくはご希望を言っていただければ、ヘア&メイクは整えさせていただきます。
特にお洋服は、お客様側でしっかりとしていないと、カメラマン側ではどうしようもありません。
たとえ表情が良くても、お洋服がよれよれでは、だらしなさが強調されてしまいます。
インターンの3年生の方で、髪の毛が明るい方や色のついている方は黒髪補正も可能です(といってもブリーチの場合や金色・銀色に近い色、髪の毛の10%以上が白髪の場合は黒髪補正は無理ですので、染めてくださいね)
【2】無理に明るく見せること、左右対称に見えることばかりを意識しない
筆者の場合は、本店で撮影時に心がけていることは、「その人らしさ」をより良くお写真に反映させていくことです。
落ち着いた方でお口元のもともとの輪郭がへの字口であっても、口角を上げることが難しい方でも、仮にその人の印象は「しっかりしている」「忍耐力がある」「物事に動じない」「慎重である」といった良い印象がだせるようにしていくわけです。
みんなが猫も杓子も「にっこり」では、そもそもがおかしい話です。
また、左右非対称は9割以上の方が気にしていることなのですが、その人のパーツの形(シェイプ)を大きく変えたりしては、別人になってしまいます。
ですので、筆者の場合は、シェイプは変えずに大きさのバランスや傾きをずらすことで、より対称寄りに見せるようにレタッチをしていきます。そのため、多くのお客様から「違和感がなく良く見えます」といっていただいております。
もちろん、口角を少し上げて明るく見せるのも、好印象につながる場合も多いんですよ。
【3】撮影前は、気持ちをおだやかにしておく。前日にいやなことがあっても、いったん忘れておく。
これもとても大切です。なぜなら、多くの方は、その時の精神状況がお顔に出てしまうからです。
特に大学生の方は、気持ちの切り替えがまだ下手な方も多くいらっしゃいますが、イヤだな、つらいなという感情はお顔にでてしまいますので、撮影のときだけはなかなか難しいかもしれませんが、未来の明るい自分を想像して張り切っていただくとベストです。
いかがでしたでしょうか。
ゴールデンウイークも後半です。
現在就職中で転職を考えている方は、「もうすぐ仕事か・・・」と気持ちも落ち着かなくなってくるかもしれませんが、
気分転換に証明写真を撮りにリクルートフォトスタジオへいらしてください。
皆様の撮影のご予約をお待ちしております。