皆様、お元気でお過ごしですか?
リクルートフォトスタジオ では、この時期、新卒のお客様も、転職のお客様も約半々の割合でご来店いただいております。
今日は、「これから写真を撮る方必見! 就活写真 ・ 転職写真 のためのスタジオの選び方」と題して、お話したく思います。
皆様は、おそらく証明写真という写真を撮る機会は、人生においてもそんなに多くはないはずです。
撮る機会が多いのは、自動車運転免許の更新時であったり、パスポートの更新時であったり、資格試験の出願であったり。
そして、人生のなかの生活のおおきな基盤となる仕事を決めたり、仕事を変えたりするときに使用する、履歴書やエントリーシート(ES)用の証明写真です。
しかし、一口に「証明写真」といっても、その果たす役割が用途によって違うのをご存じですか?
パスポートやビザ、免許などの証明写真は「本人確認用」が主目的なんです。
ですので、お顔がはっきりと写っているという要件を満たしていれば、表情や印象なんて関係ありません。
ですが、就職用の証明写真は、言い方を変えると「プロフィール写真」の一類型になるではないかと思います。
その人の印象や表情をみて、求人応募先の企業に対して、何らかの好印象を与えていくという選考書類上の役割が、本人確認意外にも加わってくるのです。
「証明写真なんて写っていればいいよ!」と思われるかもしれませんが、やはり、きちんとしっかりとした写真を使っていることは、だらしない証明写真をつかっている人より、優位に立てるということは考えるだけで明らかです。が、人は怠惰なので、多くの人は面倒くさがって、スタジオで撮らなかったりする場合も多いのです。
例えば話ですと、選考書類の内容でもそうなんです。
昨今は手書きということが少なくなりましたが、職務経歴も適当に文字数も少ないよりも、ちゃんと数値を明示して定量化した文章で埋められた職務経歴書であれば説得力があるはずです。
筆者が見ていると、「証明写真なんてどうでいいよ!」という人は、その他においても、どうでもいいよ、という考えの人が多いように思います。
このような発想で写真を撮影している写真スタジオって、そんなにないと思います。
都心の就活写真スタジオでも、「プロが撮影」といっても業務委託のカメラマンであったり、値段のコスパが高くても、それが就職という目的においてコスパが高いとは必ずしも言えないこともあるのでしょう。
現実に、他の就活写真スタジオで撮影されても、当店に撮り直しにいらっしゃる方が多いんです。
リクルートフォトスタジオでは、「一般的にどうしたら好印象か?」ということは可能な限りアドバイスをさせていただきますが、最後はお客様のご要望に寄り添うため無理強いはいたしません。
他のスタジオで、1万円以下でぽっきり撮影できても、その写真が就職活動中ずっと気に入らなくて、就活の結果も芳しくなければ、コスパの意味もないのでしょう。
また、特に女性の方は、当店のプロのヘアメイクをおすすめいたします。
どんな人でも必ず自分の気にしているウイークポイントや、コンプレックスは必ず存在します。人はそうした物を隠そうしますが、それによって本来見せるべき良い点も見えなくなってしまうこともあるのです。
プロのヘアメイクによって、これまでの自分のウイークポイントが改善され、外見も少し良く見せることができることによって、一番大切なのは「内面にも自信がもてる」ということなんです。
内面に自信をもてる証明写真を使って就活すすめていただくと、未来もおのずと開けてくるかもしれませんよ。
【解説者】
Hoshina Jun / Photographer
長年就活写真を撮り続けて、時代の変化も柔軟にキャッチアップ。就活写真外では、広告撮影などを本業に一線で活躍中。早大卒で上場企業や外資系企業への勤務経験もあり、就活写真はどのようにあるべきかアドバイスをしながら撮影しています。