就活中の皆様、学生の方も転職活動中の方も、お元気でお過ごしですか?
昭和女子大学、東京大学、電気通信大学、麻布大学、明治学院大学、成蹊大学、東京女子大学、明治大学、中央大学、創価大学、東京都立大学、法政大学、東京都市大学、千葉大学、跡見学園女子大学、神奈川大学、関東学院大学、専修大学、駒澤大学、東京外国語大学他、社会人の方、就活中のお客様、お疲れさまでした。
大学3年生のお客様の中には、「この時期の撮影で、出遅れた!」とおっしゃっている方もいらっしゃいますが、焦る必要はありません。
さて、本日は、
「 左右非対称 」「 雌雄眼 」 証明写真 を撮影して、
自分の顔を改めて知ったときどうすればよい?
と題してお話したく思います。
お顔の 左右非対称 や 雌雄眼 は、どのお客様も一番気にしていらっしゃると思います。
日常ではあまり気にならないのに、いざ、コンビニの横などにあるボックス型の証明写真機で撮影してみたら、自分の顔の左右非対称にびっくり!という方も多いのではないでしょうか。
筆者は、ほぼ本店で毎日撮影をしていますが、このスタジオにいらっしゃるお客様の10人に9人といっていいくらいの割合で、お顔の左右非対称を気にしているのが現実です。
どうして 左右非対称 が気になってしまうのか
では、どうして日常ではそんなに気にならない 左右非対称 が、 証明写真 にしたときに気になってしまうのでしょうか。
理由はいくつかありますので、ご紹介します。
1)日常は鏡を見るときでも、動いている自分をバランスよく見てしまうため、気にならない
鏡を見ている自分は、実は「自分が鏡に向かって真正面に見える位置」で見ています。実は、この真正面と思っている位置が、必ずしも真正面ではないんです。
自分が良く見えるようにバランスよい位置で見ていて、しかも、少しでも動いたりした状態で客観的に自分を見ることができていないため、左右非対称に関してはさほど気にならなかったりします。
これは、他の人の顔を見るときも同様です。ぱっとお友達を見たときに、顔を認識するのは、目で見た視覚情報が神経を伝わり脳で理解をするわけです。顔を見たときは、注意が左右非対称にいかずに「左右の両目は等しいもの」「笑えば、両方の口角が上がる」という長年、無意識のうちに蓄積された脳のフィルターを通して見てしまいます。ですので、敢えて、左右の目の大きさを比べようと意識しない限り、お友達とあったときに、「目の大きさが違う!」と考えないんです。
2)証明写真は止まった状態の自分の顔を客観視するため、左右を見比べてしまうから、いつも以上に左右非対称が気になってしまう
ところが、証明写真で自分の顔を見たときに、左右の目の大きさや、にこやかな口元の片方だけが大きく上がって見えたり、左右非対称が気になってしまうのはどうしてなのでしょう。
それは、写真という動かない状態のものを、客観視できるからです。そして、止まっているからこそ、注視をするあまり左と右を比べてしまうから、気になってくるのです。
また、左右対称、つまり「シンメトリーは美しい」という固定観念も影響しています。確かに、左右均整であることは美しいかもしれませんが、反面、デメリットもあります。
それは、左右均整だと「表情に欠ける」「冷たく見える」「人間味に欠ける」というイメージを与えてしまいます。
逆に、適度な左右非対称、つまりアシンメトリーなお顔は「表情が生まれる」「温かみ」「人間らしい」といった、表情を生み出すことができるのです。
いつも筆者はお客様にご説明をするのですが、能面は左右対称(正確に申し上げるのであれば、わざと表情をつけるために非対称面にしている面もあります)ですから、均整で美しいんですが、冷たいイメージがありますよね。
よく美しい女性、均整のとれたお顔の女性のイメージが「お高くとまっている」と勘違いされてしまうのも、その理由が大きいんです。
一方で、ウインクをしている少女の写真があったとします。ウインクをしているお顔であれば、左右非対称ですが、すごく動きがあり、愛らしく、表情が豊かで魅力的に見えるでしょう。
もちろん、これは判りやすく説明をするための極端な例です。
さらに、成人式の写真を撮影された方も多いと思いますが、成人式の写真を真正面で撮ることはまずないでしょう。横を向いたりわざと向きを非対称にすることで、動きをつけたりして演出するわけです。
左右非対称にならないようにするにはどうしたらよいのか
まず、個人差はありますが、100人いたら100人全員が、お顔を鼻の中心から左右に分けて比べてみたときに、左側と右側が全く同じ人は、絶対にいません。
しかし、もちろんバランスの良い人とバランスの悪い人というのは確かにいらっしゃいます。
また、自分がカメラに向かって真正面を向いたつもりであっても、その人の骨格や向き方の癖で、必ずしも真正面を向いていない場合も多いです。
よく都心の就活写真チェーン店で撮影をして撮り直しで当店に来る方や、ボックスの写真機で撮影をして撮り直しでいらっしゃる方が、その写真を筆者に見せてくれます。
よく見てみると、お客様は真正面に向いたつもりで撮影をしたけれども、カメラから見たら真正面には見えない=実際以上に非対称を強調してしまう という写真が多いんです。
これは、証明写真のほとんどが真正面から撮影するという、人物撮影における特殊な撮影であることが起因しています。
一口にフォトグラファーといってもいろんなフォトグラファーがいて、いろんな撮影をしてます。七五三の撮影やプロフィール写真の撮影、成人式や記念写真の撮影。でも、どの写真でも、常に「真正面」を証明写真ほど意識して撮影する写真はありません。
当店にフォトグラファー志望で応募してくるカメラマンの多くも、「たかが証明写真ですから、私にでもできます!」というのですが、いざ撮らせてみると、お客様(被写体)の真正面で撮影出来ない、ということが多々あります。たとえ、真正面で撮影できたとしても、表情や印象の変化がつけられない。証明写真の撮影以外はベテランのフォトグラファーも「こんなに難しいとは思わなかった」といって辞めていってしまったこともあります。
筆者も証明写真以外にもいろいろな人物写真を撮影していますが、証明写真が一番難しい、独特で精緻なテクニックのいる撮影だと思います。
まず、真正面向きで、表情や印象を表現できるようにしないといけない。プロフィール写真であれば、少し斜め向きで動きや表情や印象に変化をつけられることが、証明写真では真正面でなければならないという制限ができてしまう。
そこで、表情を作っていくというのは、カメラのポジションやアングルを変えたり、お客様への精緻な指示や表情づくりのアドバイスをしていくことで、初めて成せるということになります。
バランスの良い位置で撮影出来たとしても、左右非対称。どうしたらよいのか?
そして、究極の問題です。いくらバランスの良い位置で撮影できたとしても、左右非対称なわけです。それって、当たり前なんです。実物が、左と右が同じじゃないんですから。いくら腕の良いフォトグラファーでも、まったく左右を同じにして撮るなんてそんなマジックはありません。
ただ、筆者が撮影をして、お客様に見ていただくと、ほとんどの方は「いつもよりバランスも表情もよく見える!」と言っていただいています。
ですが、それでも左右非対称がコンプレックスに感じてしまう方もいるのが現実です。
そもそものところ、左右非対称とはなんなのか?どうして、その左右非対称が生まれているのか。おそらく、フォトグラファーの人でも、多くの人が気づいていないことがあります。
左と右が違うというのは実際にそうなんです。片方の口角が上がって見えてしまう。たとえば、下の女性の左の写真は、お顔の左側の口角(写真に向かって右側の口角)が上がって見えるでしょう。
ですが、他店のレタッチで「違和感がある!」という写真を見てみると、その口角部分だけを下げたりして(形を変えて)レタッチをしてしまうんです。
フォトグラファーでも師匠など誰かについて習ったりしたことがあったりすれば、どんな撮影でも「被写体をよーく観察しろ!」ということをよく言われたと思いますが、意外に証明写真だと軽んじられるいるように思います。
よくよくお顔を観察すると、口角だけが上がっているわけではないんです。お顔の左面全体(写真に向かって左面全体)が、上の方に引っ張られていく「ゆがみ」のある方なんです(下の左側の写真)。
ですので、その「ゆがみを逆方向に戻す」というレタッチをすれば、元の形のバランスを変えずに違和感ない写真に仕上がるわけです(下の右側の写真)。
リクルートフォトプラン(ヘア&メイク)ならば、歪みを戻した左右均整寄りのデータも、歪みを戻さないオリジナルの輪郭のデータもついてくるから、自信を持って悩まずに提出できる
当店で、リクルートフォトプラン(ヘア&メイク)で撮影のお客様に関しては、その左右非対称度合いを軽減したデータも、そうでない元の輪郭のデータもどちらもお渡ししています。
お客様も、よーく見ると、確かに左右非対称が軽減されている!とわかるイメージです。どちらのデータも「私」であって、別人の写真にはならないという感じです。
皆様のご予約、お待ちしております。
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