就職活動中の皆さん、こんにちは!
ここのところ、随分春めいてきました。
新卒の就職写真に関しては、26年卒は一段落し、早くも27年卒のお客様にご来店いただいています。
コロナ禍が明けてから、就活の早期化が一段と加速しています。
リクルートフォトスタジオには、早期から就活に向き合う学生様に多数ご来店いただいております。
お母様と一緒にご来店の学生様も多くいらっしゃいます。都心のチェーン店とは違い、きめ細やかな対応を心がけておりますので、ぜひこの春休みに就活写真を撮影されてはいかがでしょうか。
特に27年卒でも、コンサル業界など、早めに選考が進む業界志望の方は、この時期の撮影は必須です。
また、既卒やご転職、再就職の方のご来店比率が多いのも特徴です。
ご転職の理由はどうであれ、30代、40代、50代、60代、70代それぞれに目指している職種や役職によっても、その人の特徴や雰囲気を表現できるような撮影を心がけています。
例えば、40代のメーカーの課長職で、早期退職によるご転職の場合、明るい雰囲気でも管理職としての雰囲気を損ねてしまいますし、かといってきりっとしていも暗く見えては元も子もありません。
昨今は、黒字企業でも人員の入替を加速し、退職金積み増しによる早期退職制度を実施する企業も多い時代で、それに応募する人たちは、お話をしていても有能な方が多いと感じています。ご転職後に、ご丁寧にもお礼のメールをいただいたくこともありますが、有能な方は一社だけに踏みとどまる時代というのも過去のものになりつつあるようです。
本日は、
就活写真館選びの「修正」についての注意点
をご紹介します。
皆様の多くが 証明写真 撮影で気にしている点が、ご自身のお顔の「左右非対称」ではないでしょうか。
左右非対称の部位としては、目であったり、口角であったり、お顔の輪郭であったりします。
そもそも多くの人が、お鼻を中心に左と右で割って、分けたときに、左右がぴったり同じという人はほぼいません。
もちろん、左右非対称の度合いは個人差があります。
では、どうして、日常生活で人と対面しているときには、その左右非対称を意識することをあまりせず、写真を見たときに左右非対称を意識するのかを考えたことはありますか?
日常生活では、他の人と対面で会話をするときには、顔を見て話します。
しかし、その相手の顔の左右非対称を意識することはほぼないでしょう。なぜなら、「左と右は対称である」という固定観念で解釈をし、その相手の顔も絶えず動いているからです。
この「固定観念」とは何かというと、私たち人間が生まれて成長する間に育まれた、固定化された意識です。
例えば、夕方の空は「オレンジ」というのも、この固定化された観念のひとつとなります。
実際、夕方の空をカメラで写してみると、オレンジとは限りません。薄黄色であったり、頭の中で描かれた画像とは違ったかたちで出力されてきます。
色の場合、この記憶された色のことを、写真用語で「記憶色」といいますが、記憶色とは人がイメージとして記憶している色で、実際の正確な色とは異なる場合が多く、記憶されている色は実際の色よりも鮮やかだったりする傾向があります。
話は戻りますが、「左右非対称」も似たように、「人の顔は左目と右目が一般的に対で対照についている」という記憶のフィルターを通してみていますから、実際に人と会ったときは、それほどに左右対称を気にしない、また相手も自分の顔の左右非対称を意識することはまずないでしょう。
ところが、アップでうつった顔写真を見る場合は、状況が変わります。
止まっていますから、人間の目線は、ぱっと全体を把握し(たとえば男性か女性か、どんな雰囲気なのかetc.)、もっと見る時間があれば、細かなところに視線が移ります。
細かなところを見ていく中で、「比較」していくという作業が行われます。
そこで、左と右の左右を比較して、「あれ、思ったより左と右が違うぞ!」ということになるのです。
確かに、実際に左と右が違うのですが、左と右が違うということが事実を知ると、気になって仕方なくなる人も多いと思います。
ですが、ご安心ください。理由は次のとおりです。
1)自分が真正面を向いたつもりでも、カメラから見ると真正面ではない場合がほとんど
これはどういうことかといいますと、皆様が真正面を向いて、例えば、スピード写真機で撮影をしたりします。
そうすると、自分は真正面を向いたつもりなのに、肩の高さは違うし、顔の中心も揃っていない、ということが多くあります。
そうなんです。自分の真正面と、他人から見た真正面が違うのです。ですから、そのスピード写真機の写真を見て、本来よりも
左右非対称が強調された写真を見ているということになります。
写真館にもよりますが、その人に応じたお顔の位置やバランスを探して、指示をしてもらうことで、非対称度合いを軽減して撮影すれば、
思ったより非対称でない人が多いです。
ですので、自撮りのスピード写真機や証明写真撮影に慣れていないお店のカメラマンに撮影してもらうよりは、ぜひリクルートフォトスタジオで撮影をしてみてください。
2)非対称に見える原因はお顔の「ゆがみ」。ゆがみを補正したデータもついてくる。
リクルートフォトスタジオが他の多くの就職写真館と違うのは、もちろんお顔の位置を決めて撮影をしたデータの他に、お顔のゆがみを
補正した別データが必ず付いてきます。但し、「リクルートフォトプラン ヘア&フルメイク」で撮影をした場合のみです。
左右非対称のゆがみというのは、片側のお顔が上に引っ張られるような歪みがあったり、顎元が右方向に歪曲しているといった歪みです。
形を変えていくのではなく、歪みを戻していくという発想のため、本来の印象を変えずにバランスよく見えるデータとなります。
例えば、口角の左側が上がってしまうという方のほとんどが、顎の中心が左の方に傾いているというケースがほとんどです。
そうした場合に、他のお店でしてしまうNGレタッチとしてよくある「上がってしまった口角の部分だけを下げていく」ということをしますと、形を大きく変えてしまうため、「別人」のレタッチに仕上がるわけです。
そういう写真を撮られて、落ち込んで当店に撮影に訪れる方も多いのですが、お顔の構造を理解した上でレタッチをしないと、証明写真としての範疇を超えてしまいます。
3)実は「適度な非対称」には良さもある
前のブログでもお話をしましたが、非対称であることによって、顔に表情が生まれます。例えば、ウインクをしている少女の写真は、ウインクという左右非対称の効果を利用して、とても愛らしくチャーミングに見る人に印象を与えるはずです。
この左右非対称、アシンメトリーにする効果は美術でも意図的に使用されています。
たとえば、アシンメトリーにすることによって、動きや活力、個性などを強調することができます。
能面は一般的には左右対称と思われるかもしれませんが、意図的に表情を作る場合は「陰」と「陽」といって、若干左右非対称にすることで表情をつけます。ヘアセットでもそうです。ボリュームやアウトラインを左右非対称にアレンジすることで動きが生まれます。
